レビュー:Pythonで学ぶネットワーク分析(オーム社 )
読了&写経が終わったので復習レビュー。
Pythonで学ぶネットワーク分析: ColaboratoryとNetworkXを使った実践入門
- 作者:剛志, 村田
- 発売日: 2019/09/15
- メディア: 単行本
先般記事化した以下がやりたいために、ネットワーク分析に初めて手を出しました。
networkx
を使うのが初めて- 数式・線形代数に抵抗がない
という場合に最適な本であり、僕自身もネットワーク理論初心者でありながら、
ネットワークで何が表現できるか?を俯瞰的に理解し、基本的なコードは実装できるようにはなったと思います。
数式・線形代数の知識が多少無いとつらい点もありますが、基本的に実装コードを用意いただいているため、
数式が理解できなくともやりたいことがコードで再現できるように配慮されています。
こちらの本はネットワーク分析で何ができるかがテーマであるため、
自分がやりたいことをnetworkx
を使ってどうやって実装する?みたいなことはリファレンスで補完する必要もあります。
第6章のグループ分割の話や第8章の頂点類似度は商品購買アソシエーションや口コミ分析等で使ってみたいと思いました。 うまくいったらいずれ記事化したいです。
書籍後半は膨大なアルゴリズムや理論があるであろうテーマをさらっと内容とコードを紹介いただいている感じなので、 ネットワーク理論に既に精通されている方には不要なのかもしれません。
以上、私のようなネットワーク分析初心者にとっては大変価値の高い本でありました。